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2013年6月12日 (水)

2つの死

’「いつか」は無い’で書いた義理の姉の父親の葬儀の後やっと墓参りが出来た。
冷えたビールも娘が墓前に供えることが出来た。

葬儀のあと斎場で飾った花輪などの中の詰め物を皆で分けたものを私までその
一員にしてくれたらしく名前が付いた袋を義姉が届けてくれた。  そのお礼も
あって電話をかけた。  電話に出たのは義姉の兄(義兄)だった。 電話の向こう
で「いいじいさんだったけどな」と言った。 
私の父は敵も多いが味方も多い、という人だった。  亡くなった後で実の息子から
’いいじいさん’と呼ばれるのを聞いて私もしみじみ「本当にいいじいさんだった」と
思った。

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飼い猫が死んだ。 家で生まれた4匹の猫の最後に残った1匹が死んでしまった。
うちにいる犬も猫も皆娘が連れてきたものだ。
子猫は生まれたのを見たらかわいくてよそにあげるなんて絶対嫌、と思った。
オスが3匹メスが1匹。 メスは一番ちいさくて母猫にべったりだった。 乳離れを
待って避妊手術を受けさせようと車に乗せたがかごから逃げ出して行方不明に
なってしまった。 とてもかわいそうなことをした、と今でも悔やんでいる。
母親がいなくなってからこのメスの猫は私のところに来るようになった。 あまり
人になじまない猫で娘にさえめったに寄っていかなかった。 
急にものを食べなくなっていろいろ試したが食べようとしなかった。 娘が缶詰なら
食べるかもしれない、と言うので買ってみたら確かにちょっと食べた。 しめた、と
思ったがそれも最初だけだった。 食べてもスプーンに1杯だけ。 猫は口を開けて
冷蔵庫に入れておいたものはあまり食べようとしない。 だから食べなかった分は
他の猫と犬にやることにして新しく封を切ってみてももう食べようとしなかった。
緩和医療の医師の話を聞いた時から「してほしくない」ことを無理強いすることは
すまい、と決めていたからあえて辛そうなことはしないでいた。 
わずかに水を飲んでいただけで3週間ほども生きた。 いつの間にか外に出ていて
よく歩いて(段差もあるのに)いるなと驚いて見ていた。 力尽きた日の朝外にいる
のは危険だと思い中に入れた。 それからわずか1時間もしないうちに息を引き
取った。 娘も出勤前だったので見届けることが出来た。
生き物は飼うのはいいがこうして死を迎えるたび辛い思いをしなければいけない
のが嫌だ。 今回また庭に埋めてこの時期庭一面に白い花を咲かせているどくだみ
をありったけお墓に盛った。 お隣の赤いミントの花も飾り、手を合わせた。 娘の
帰りを待ってお線香を手向けた。 昨日また借りている家の草取りをしてやはり白い
どくだみを重ねた。 案の定今夜から雨。 あの強い香りがきっと役に立つ。
ずっといたのに姿が見えないのは淋しい。

 
 
 

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