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2013年12月30日 (月)

ローマの休日 その3

その3 !? まだあるの? あるんです。

1.この映画は王女の各国訪問を報じる「ニュース映画」から始まります。
「ニュース映画」! ある年齢以下の人にはわからない映画です。
昔は映画館で見る映画は必ずこのニュース映画から始まりました。 大体
ひと月分(?)の主だった出来事を映像で見られるのはこれだけ。 まだテレビ
が無かった頃、テレビが普及し始める頃までこれはあった。 今はたちどころに
ニュースは世界中をまわる。 時間の差が無く知れ渡りますからありがたいとも
言えるし、迷惑とも言える。 こんな時代ではありますが不思議と新聞屋さんの
店頭にはニュース写真が張ってあります。 あれは何なんでしょう?

2.「トリビア」
トリビアと称してこぼれ話やいろいろ気づいた点など英語のサイトでも満載でした。
まあよく気づきますね。 重箱の隅をつつく話からはたまたベッドシーンが予想
されるところというのまであって、日本人にはわからない英語のせりふから察する
ことが出来るというもの。 下司の勘ぐりというもの。
監督のウィリアム ワイラーは大変な凝り性だったらしく一つのシーンを撮るのにも
何日もかけたりしたらしい。 それはいいが編集して出来上がったものに整合性が
無いと後からトリビアでつつかれるはめになったのでは? 今のようにデジタルの
時代ではなくフィルムをつなぐ編集だからままならなかったとも言える。 その点
かの黒沢明はどこまで完璧だったか、ちょっと知りたい。

私のトリビアは王女がジョーを呼ぶ時必ずMr. Bradley とMr. を付けた言い方を
していて決してジョーとは呼んでいないこと。 ダンスの会場で危機の時も
Mr. Bradley! と助けを求めていた。 二人の距離が分かる。 ラストの記者会見の
場では会見の後予定にはない記者の皆さんにご挨拶をしたい、と一人ひとりに
声をかけて握手する場面でジョーの番が来てジョーにだけ短い言葉にMr. Bradley
と付け加えて挨拶している。 公の会見の場で気づかれない表現でしかも二人
にはわかる特別感が伝わる。 ジョーもカメラマンのアーヴィングも王女が "You
may call me Anja."(アーニャと呼んでもよろしい<呼んでもいいわではない!>)
と言ったけれどやはり一度も呼んではいない。 お互い身分を隠しての会話で
王女であることを知っているだけにこの言葉にはクスリッとしてしまう。

3.英語いろいろ
credit   すでにスターだった主演のグレゴリーペックがオードリーの才能を
認め新人ではあるけれど自分と同等のクレジットを与えることに同意したという。
credit? どんな意味があるんだろう? これはタイトルに出る出演者名の字の
大きさをいうことばなんだそうだ。 ウィキペディアもこのままでは説明不足。
そのcredit だがタイトルRoman Holiday の次 グレゴリーペックの後オードリーは
and Introducding Audrey Hepburn と表記されている。
これはオードリーが新人でこの映画でデビューしたから? 興味深い。

pants  カメラマンのアーヴィングが再三ジョーからワインやらコーヒーやらを
かけられるシーンがあるが、my pants!… というせりふで近年ズボンのことを
パンツというのに未だに慣れない私だが、そうかアメリカではとうの昔から
パンツとはズボンを指していう言葉だったんだ、と妙に納得。

Charmed  王女が「初めまして」の挨拶に使う言葉。 チャーム? と辞書を
引いてもよく理解出来ない。 ”映画で英語”の各種サイトを見ていて字幕に
charmed とあってやっと納得。 ed ははっきり発音される音では無いため
聞こえていないからわからなかった。 いずれにせよこの単語を挨拶に使うのは
”高貴な”方々だし少々古臭い表現だから縁のないことではあるが。

それから、それから… 教材が届いたらまた発見の連続になるだろう

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