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2014年1月15日 (水)

「ローマの休日」再び

シナリオが届いてやっと一度目を通し終わった。

映画のタイトルにも解説で触れた部分があり やはりこの邦題「ローマの休日」
は”創作”とあった。 翻訳なら「ローマ人の休日」となるはずで、そうでなければ
原題は Holiday in Rome になるはずとあった。 さらに Roman Holiday とは
古代ローマ人が楽しみのためにコロッセウムで剣闘士などを戦わせたことから、
人の犠牲や苦しみによって得られる娯楽、をいう。 おそらくは超多忙な公務を
こなすアン王女のたった1日だけの休暇をローマ人の気晴らしになぞらえたの
だろう、とあった。  ふむふむ私も捨てたものではないな。

思い違い、というより聞き取れてないための誤解もあった。 ジョーがアーニャと
呼びかけた場面があった。 それはダンス会場での大乱闘の後びしょ濡れで
ジョーのアパートに戻って本当に別れを告げ帰らなくてはと王女が言う場面。
ジョーは本当のことを言おうとするその時アーニャと呼びかける。 察するに
本当は彼女が王女であることを知っているジョーが王女であることから解放
された1日を楽しんだ彼女を普通の女性として恋してしまった、またそれが
特ダネをものにしようとしたことから始まったことへの罪悪感から語りかけた、
その素直な心情が表れたせりふかと思う。 切ない。

シナリオは章ごとに場面のタイトルが付いていて「Holiday in Rome」もある。 
有名なスペイン広場でジェラートを食べるシーンを含む楽しい「休暇」だ。
それとト書きはとても興味深い。 すべてのシーンがこれで分かる。 動きの
意味もわかる。 

初めエリザベス テイラーとケーリー グラントというキャストで映画化される案
が事情によりワイラー監督で、配役も監督自ら選ぶという条件で引き受け、実現
したという。 オードリー ヘップバーンとグレゴリー ペック、この組み合わせ以外
考えられないというくらいの配役。 すでにこのふたりは鬼籍に入ったというのも
驚きの色あせない映画。 何度でも見たくなる。 これからせりふと突き合わせ
しながら見るのです。

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