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2014年1月 6日 (月)

強い日本 その2

夕飯を食べながらつらつら考えた。 安倍首相はなぜかくも「強い」日本に執着
するのか? ご本人に戦争体験が無くとも親族、少なくとも祖父母には戦争体験者
がいるはずなのに、その人たちから体験談を聞くことは無いのだろうか?と
そして気づいた。 首相の祖父はA級戦犯である岸信介。 調べてみたら父方の
祖父はやはり政治家。 戦地に行かされた側では無い。 
父や兄を戦争にとられ戦死したり、南方でのたれ死んだり、戦後親を亡くして
浮浪児になったりといったことは聞いて知ってはいても身内にそういう戦争体験を
した人がいない家系なのだ。 皮膚感覚で戦争に対する恐怖感や嫌悪感が無い
人なのだ。

母から借りて読み終えたばかりの川口マーン恵美さんの書いた「住んでみたドイツ
8勝2敗で日本の勝ち」の中で エリート教育は必要なのか という項目で ちょっと
だけずれるかもしれないが -- エリートと庶民との生活感覚があまりにも開くと、
本当の格差社会になってしまう。 と語る。 続けて -- 裕福な環境しか体験した
ことがなく、やはり同じような恵まれた環境の人間しか知らない子供は、実感として
社会を知ることができないまま成長してしまう。 そういう、新幹線はグリーン車、
飛行機はファーストクラスしか知らない人たちがいずれ社会を運営していくとしたら、
それが快適な社会になるとは思えない。 と綴る。 また、-- ヨーロッパのエリート
である王侯貴族たちは、恐ろしいばかりの豪奢に溺れ、毎夜のように絢爛豪華な
舞踏会を催し、宝石の大きさと衣装の豪華さを競い、民衆が飢えていることは
知らなかった。 と書く。

そうなのだ。 彼にはたとえ忠告する人が現れても戦争で苦しむことがわからない
のだ。 さらに”戦争を知らない子供たち”がすでに平成の子どもたちの祖父母に
なっている時代。 もう直接「あの時代」を語る人たちに触れずにおとなになって
いるのだ。 彼らには戦争はゲームでしかない。 死ぬことそれ自体が理解出来て
いないようにも思える昨今。 やはり背筋が寒い。
 

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