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2014年1月14日 (火)

死と向き合った時

土曜日のTBSラジオは朝から聞き逃せない。
8:30から「土曜ワイド」を聴く。 それが終わると1:00 「久米宏 ラジオなんです
けど」を続けて聴く。

今回の「土曜ワイド」のゲストは松島トモ子。 毎回トモ子さんの話は驚くこと
ばかり。 そして今回は1998年テレビのバラエティ番組で”あの人は今”のような
テーマで何とゴルバチョフ氏に会いに行った、という話。

 
これには訳があってトモ子さんのお父さんはロシアで戦死していて、そのお墓参り
はしたくても入ってはいけない地になっていたためそれまで出来ないままいたのを、
ゴルビー(ゴルバチョフ)氏のペレストロイカのお蔭で解禁になり、念願のお墓参り
をお母さんと出来たという縁で起用されたんだそうだ。 会うまでの話はテレビ的で
笑うが、出発前まだ確認がとれないまま行ってしまったそうで、なかなか交渉が
うまくいかず帰る前日やっと会うことがかなったそうで その時の話はとてもとても
印象的なのだ。

まず会った場所はモスクワ一のホテル ケンピンスキー。 ドアを開けるとそこに
ゴルバチョフさんが座って待っていたそうです。 さまざまな話をし、トモ子さんの
お願いでロシア民謡の”トロイカ”を一緒に歌い(とてもいい声の持ち主だそう)、
さらにダンスを踊っていただいたそうだ。 それというのもゴルビー氏はモスクワ
大学の学生時代社交ダンス部で奥様と知り合ったという方で、一方トモ子さんは
現在は車いすダンスのチャンピオンの方。 ワルツを踊ったという話だ。 そして
途中自ら夫人を電話で呼んで一緒にお話しを伺うことが出来たとのこと。

トモ子さんは夫人に いつご主人を誇りに思ったか尋ねたところ クーデターが
起こり、軟禁され死を覚悟した時 と答えたそうだ。 トモ子さんはノーベル平和賞
をいただいた時とか大統領になった時とかの答えを予想していたそうだが、
夫人はその大統領の座から引きずり降ろされた時いつもと変わらない態度だった
ゴルビー氏をとても誇らしく思ったと答えたそうで、そしてその答えを聞いていた
ゴルビー氏はとても嬉しそうだったとのこと。

取材は予定の1時間をはるかに超えて3時間くらいになったそうで、さらにトモ子
さんはここからが今日言いたいことなんだけど、と前置きして ご夫妻が帰る時
ドアを開けて出ていく時ホテルにいる他のお客様が誰も一顧だにしない、一瞥も
くれなかったということに驚いたそうだ。 自分だったらあらっと見るでしょう!と 
それを国の経済をダメにしたのはおまえだというのをモスクワ市民は態度で
表わす。 と驚いたというより怒っている口調に聞こえた。 そして当日現地
スタッフを雇ったそうだが日本人スタッフは一張羅で臨んでいるのに対して破れ
ジーンズにぞうりのような履物にあきれたと言う。
頂点を極めた人が一たびその座を滑り落ちるということはこういうことなんだ、
と見せつけられた思いだったらしい。 だからその座にしがみつくんだね、と。

最後におまけのエピソードを披露してくれた。 「今おじさん(ゴルビーさん)
何やってると思います?」と永(六輔)さんに尋ねた。 答えは”大統領”という
レストランをやってるの笑っちゃうでしょ? いよっ大統領!といたずらっぽく
笑って今日はこれでおしまい、と言った。 あはは 
 

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