2013年4月 1日 (月)

季節屋の原点

もう何年も前新聞の投稿欄で グレープフルーツの種を蒔いておくとやがて芽が
出て白い花をつける。 それはとても香りがいい云々 という記事を読んだ。 
それはどんな香りだろう、私もその花の香りをかいでみたい、と思った。

植木鉢で育てるのが苦手の私は直接庭の片隅に種を埋めてみた。
もともと林だったところで日当たりが良かったのもありよく育って冬の寒さの影響も
少なかったらしくとにかく大きくなった。
やがてそばの車庫の屋根を越すまでになったが、繁る一方で花が咲くことは
なかった。

ある日の晩たまたま娘と庭にいて娘が上を見上げてあっと声をあげた。
グレープフルーツの木が月の光を透かして小さな実をぎっしりつけているのが
見えた。 10年目のことです。

花がいつ咲いたのかさえ気づかなかったのに実がなっているなんてびっくりです。
その年は100を超す実の数でただただ珍しいのでまわり中に配ったものです。
ただあまりおいしくなかった。 そしてその数の多さに結局もったいないと
思いながらも大半だめにしてしまいました。  そしてふとこのグレープフルーツは
防腐剤など薬剤とは無縁のグレープフルーツだと気付いたのです。
これで待望のマーマレードが作れる!と思いました。

柑橘類の大好きな私は今まで何度もマーマレードを作りたいと思っていたのですが
皮を使うこのジャムは市販のみかんではどんな農薬が使われているかわからない
のでいつも躊躇してやめていました。 それが今度こそ安心して作れる!と次の年を
てぐすね引いて待っていました。

そして作ったマーマレードは結構好評で またまわりを見回して見ると庭に夏みかん
やみかんが成っているのにただ成らせているだけでぼたぼたと落ちるに
まかせているお宅が多いのに気づきました。 そうだこれをいかしてジャムを作ろう!
これこそ「私の仕事」になる!  これが「季節屋」の始まりです。

幸運にも私には絵を描く姪がいます。
ラベルのデザインを私がラフに描き、それを姪に持って行き相談。 姪はそれを
パソコンで描いて見せてくれました。  そこにはイメージ通りのデザインが!
ラベルは小さいのでわかりずらいのですが「季節屋」の文字の下に4枚の葉が
描かれています。 これは4つの季節を葉で表わしたもの。 姪の提案で右端の
「冬」を虫食いで穴があいた枯葉で表現してくれました。 感謝 

スタートが庭でとれた実を使ってジャムにしていたのでその名も「庭の実ジャム」と
しました。

グレープフルーツのジャムは「季節屋」の原点です。

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